北海道のインディーズアーティスト×映像クリエイター「MUSIC VIDEO制作プロジェクト」

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SAPPORO CREATORS FILE

北海道シェアNo1求人情報誌「アルキタ」に掲載された「SAPPORO CREATORS FILE」をオトキタWebでも公開!
SAPPORO CREATORS FILEは、MUSIC VIDEO制作プロジェクトに参加のクリエイターへスポットを当てた「インタビュー特別版」です!
(vol.1〜vol.5は「PV制作プロジェクト(2010年)」の参加クリエイターです。)

【vol.10】REACTOR - 中川 尚さん(MUSIC VIDEO制作プロジェクト クリエイター)

自分で作ったキャラクターが動き出すとついニヤニヤしてしまうんです

今回のオトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトに参加した5人の中で、唯一の女性クリエイターが(株)リアクターの中川尚さん。職業はアニメーター。TVのCMやインターネットのプロモーション映像で使われるアニメーションの制作に携わっている。アニメーションとひと口に言ってもそのジャンルは広い。中川さんが主に手掛けるのはフェルトや毛糸などで人形(パペット)を作り、それを少しずつ動かして撮影していくパペットアニメーション、そして、手書きのイラストに動きを付けるドローイングアニメーションという2つの手法。いずれもキャラクター作りからパペット制作、撮影、編集まで一切を手掛けている。「途中で光の雰囲気が変わると困るので、みんなが帰った後の社内で夜中に黙々と撮影したり。かなり根暗な仕事です」と本人は笑うが、非常に根気の要る作業だということは想像に難くない。

中川さんがアニメーションに関心を持ったのは札幌高等専門学校に在学中のこと。偶然目にしたチェコのアニメーションアーティスト、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品がきっかけだった。いわゆる“テレビアニメ”とは全く異なる独特の雰囲気に魅せられ、自分もこうしたアニメーションを作ってみたいと考えた。高等専門学校を卒業後、単身チェコに留学。およそ1年間、本場で技術を学んだ。

帰国後、中川さんはチェコでの経験を仕事に生かすべく就職活動を開始。「いろいろ考えた結果、そういう会社に入るのが一番手っ取り早いかなと思って」札幌でアニメーションを使ったCMを手掛ける制作会社を探し出して就職。まさに最短ルートでアニメーターとしてプロデビューを果たした。しかし、そこでのアニメーションはCGが中心。もっと自分がやりたいことに近づける場所を求め、2008年にリアクターに入社した。

現在はアニメーターとしての活動の他、実写のCM制作にも携わりディレクターとして活躍。オトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトではアーティスト「ブレエメン」の魅力をそのまま伝えるため敢えてアニメーションは使わず、実写による作品に仕上げている。

「ストーリーを考えるのは苦手なので、これまではセリフがない、短い作品が中心でした。これからは誰かとのコラボでもいいので、長編作品にもチャレンジしてみたい」。自分の作ったキャラクターが動き出す瞬間が一番楽しいと話す中川さん。今後彼女が手掛ける作品にぜひとも注目していきたい。

今回紹介した中川 尚さんもオトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトで、ブレエメンのMUSIC VIDEOを制作。
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