北海道のインディーズアーティスト×映像クリエイター「MUSIC VIDEO制作プロジェクト」

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SAPPORO CREATORS FILE

北海道シェアNo1求人情報誌「アルキタ」に掲載された「SAPPORO CREATORS FILE」をオトキタWebでも公開!
SAPPORO CREATORS FILEは、MUSIC VIDEO制作プロジェクトに参加のクリエイターへスポットを当てた「インタビュー特別版」です!
(vol.1〜vol.5は「PV制作プロジェクト(2010年)」の参加クリエイターです。)

【vol.7】DefectLeak - 古跡 哲平さん(MUSIC VIDEO制作プロジェクト クリエイター)

世界中の誰が見ても、「なんかいいね!」って作品を作りたい

「自分の中に社会性が感じられず、社会人になれる気がしなかった(笑)。なので、大学卒業が近づいても“就職”という選択肢はありませんでしたね」

ちょっと照れたような笑顔で話すのは、映像作家として活躍する古跡哲平さん。大学を卒業して以来、“フリー”の立場で活動し、そのキャリアはまもなく10年になる。

「フリーと言っても、映像で食べられるようになったのは、ここ2、3年。それまでは日雇いやコンビニのバイトで、なんとかつないでました」

現在は音楽PVやテレビ番組のオープニング、イベント用の映像制作などを手掛け、その一方でテクノユニット「DefectLeak(デフェクトリーク)」の一員として、アーティスト活動も行っている。

「映像を始めたのは大学4年の時。知人に映像編集ソフトの使い方を教わったのがきっかけです。自分で映像を撮り、好きな音楽に合わせて“PVもどき”を作って遊んでました。その内に卒業を迎え、気付けばフリーターに。その後は、これからどーしよー?と、ただただ焦る毎日でしたね(笑)」

それでも音楽に合わせた映像を手掛けてみたいと思っていた古跡さんは、作品を作っては音楽レーベルなどに送っていた。2005年、そのひとつから声が掛かり、初めて仕事として取り組んだのが、札幌出身のバンドで今や全国的な人気を誇る「sleepy.ab」のPVだった。

「それがきっかけで音楽関係の方から依頼が来るようになりました。2006年の札幌ショートフェストにはsleepy.abのPVが正式なコンペティションプログラムにノミネート。映像関係の人とのつながりも増えていきました」

古跡さんの最近の代表作は「徘徊少女/wandering girl」。DefectLeakのテクノ音楽を背景に、防毒マスクをかぶった少女が街を駆け回るという斬新な作品だ。YouTubeに投稿されると口コミで話題を呼び、なんとフランスのテレビ番組からオンエアの打診まであったという。

映像を見ると非常に難解な思想に根ざしているかに見えるが、「基本はシンプル」と古跡さん。「分かりやすい作品にしたいと思ってるんです。小難しいのは好きじゃない。『なんか良いよね』って、言われるくらいがちょうどいいんです」

それでも今後の目標は?と聞けば、「道外や、海外にも進出したい」と夢を語る。古跡さんの映像に、日本が、世界がどう反応するか、非常に楽しみだ。

今回紹介した古跡 哲平さんもオトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトで、OLDのMUSIC VIDEOを制作。
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