北海道のインディーズアーティスト×映像クリエイター「MUSIC VIDEO制作プロジェクト」

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SAPPORO CREATORS FILE

北海道シェアNo1求人情報誌「アルキタ」に掲載された「SAPPORO CREATORS FILE」をオトキタWebでも公開!
SAPPORO CREATORS FILEは、MUSIC VIDEO制作プロジェクトに参加のクリエイターへスポットを当てた「インタビュー特別版」です!
(vol.1〜vol.5は「PV制作プロジェクト(2010年)」の参加クリエイターです。)

【vol.8】斉藤 幹男さん(MUSIC VIDEO制作プロジェクト クリエイター)

北海道で生まれた作品を ヨーロッパに発信していきたい

映像アーティストの斉藤幹男さんは札幌市出身。しかし長く海外で生活し、札幌に活動の拠点を置いたのは最近のこと。「約10年ぶりに帰ってきた札幌の変貌ぶりには驚きましたね。JRタワーにはARTBOXという、アーティストの作品展示の場ができていて、おかげで、僕が札幌に帰ってくるきっかけもできたんです」。そこで発表したのは、3台のモニタを使ったアニメーション作品。画面には独特の雰囲気を放つ映像が流れ、多くの人々の注目を集めた。

斉藤さんがアートに興味を持ったのは大学時代。旅行が好きで何度もヨーロッパに渡り、美術館やギャラリー巡りを楽しんだ。そこで目にしたのが映像を使った芸術作品。「映像にはさまざまな表現手法があることを知り、自分でもやってみたいという気持ちが芽生えたんです」 大学卒業後に専門学校で映像の基礎を学ぶと、その後は単身ヨーロッパへ。ドイツの芸術学校に進学し、創作活動に打ち込みながら感性を磨いていった。2009年にARTBOXの作品募集に応募。優秀賞に選ばれたのを機に帰国し、以来、札幌に拠点を置いている。

「僕の作品の多くは手書きアニメーション。一枚の絵を描いて写真を撮り、それを少しだけ移動させた絵を描き、再び写真を撮る。それを繰り返して、動きを付けていきます。要は子供のころノートの端に描いたパラパラマンガと一緒。ストーリーは無く、インスピレーションで絵と動きを組み合わせていきます」

最近手掛けたというPV作品では、まるで夢の中の光景のように、カラフルな動物や植物が現れては消えていく。見ているとつい引き込まれる、不思議な魅力を秘めている。

「アナログな作り方をしてるので、手作業ならではの雰囲気を大事にしたいと思っています。また、自分はプロとしてはキャリアが浅い分、アマチュア時代の感覚も持ち合わせています。ですから、作り手ではなく客観的な視点を持ちながら作品を作ることを心掛けています」

現在は作品づくりのほか、VJなども手掛け、活動の幅を広げている斉藤さん。9月には白老町で開催されるアートイベント「TOBIU CAMP」への出演も決まっている。

「ヨーロッパでやってたことをそのまま形にするのではなく、せっかく札幌にいるんだから、地元のアーティストとのコラボを楽しみたい。そしていずれは、札幌で作った作品をヨーロッパに発信していければと思っています」

今回紹介した斉藤 幹男さんもオトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトで、メロウデュのMUSIC VIDEOを制作。
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